胆道再建後の胆管炎に対して胆管ステント抜去後に空気塞栓症を発症した1例

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  • Air embolism after biliary stent removal during endoscopic retrograde cholangiopancreatography for cholangitis after biliary reconstruction: a case report

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抄録

<p>症例は62歳男性.胆管癌術後8年経過後に胆管空腸吻合部に胆管癌を発症した.胆管炎に対して胆管ステントを留置したが,胆管炎再燃と肝膿瘍出現によりステント交換を試みた.しかし,バルーン内視鏡挿入下ステント抜去後に心肺停止に至った.蘇生後画像検査で空気塞栓症と診断し,治療を行うも発症114日後に永眠された.病理解剖での腺癌が進展した胆管と静脈の近接所見などから,胆管―静脈シャントの存在が示唆された.</p>

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