「作業に根ざした実践」の現状調査と関連要因の検討

  • 佐々木 剛
    茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科
  • 新泉 一美
    湘南医療大学保健医療学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
  • 春口 麻衣
    目黒区健康福祉部介護保険課介護予防係
  • 清田 直樹
    目白大学保健医療学部作業療法学科
  • 山田 孝
    一般社団法人人間作業モデル研究所 東京保健医療専門職大学リハビリテーション学部作業療法学科 東京都立大学

書誌事項

タイトル別名
  • A survey of the current state of “occupation-based practice” and examination of related factors: A WEB-based questionnaire
  • 「作業に根ざした実践」の現状調査と関連要因の検討 : WEBアンケート調査
  • 「 サギョウ ニ ネザシタ ジッセン 」 ノ ゲンジョウ チョウサ ト カンレン ヨウイン ノ ケントウ : WEB アンケート チョウサ
  • ─ WEBアンケート調査─

この論文をさがす

抄録

<p>作業に根ざした実践(Occupation-Based Practice;以下,OBP)の現状を領域包含的,領域別に明らかにすることを目的に全国規模でアンケート調査を実施した.結果,OBPの知識を持ちOBPを実施しているものは半数に満たなかったが,85.6%がOBPの必要性を認識していた.OBP実施には介入時期とOBPの知識が影響を与え,特にOBPの知識の影響が大きいこと,高齢期障害領域では実践現場もOBPの影響を与えていることが明らかとなった.また,OBPの実施意向のある作業療法士は有意にOBPの必要性を認識しており,OBPの知識の深化と信念形成が今後のOBP推進の一助となることが示唆された.</p>

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 43 (1), 51-60, 2024-02-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ