自閉症スペクトラム障害児の発達を促す動作法指導パッケージ

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タイトル別名
  • The use of the Dohsa-hou intervention package to promote development in children with autism spectrum disorders:
  • Methodology and considerations from the development of shared intentionality
  • ――方法論上の位置づけと共有された意図性の発達からの考察――

抄録

<p>自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもの共同注意の発達を促す方法として,動作法指導パッケージ(DHIP)がある。本研究は,DHIPの1)方法論上の位置づけと2)共有された意図性の発達(Tomasello, 2005)から考察を行うことを目的とした。1)として,最近のASDの子どもの介入方法としての応用行動分析(ABA)と発達心理学の融合による自然な発達的行動介入(NDBI)とDHIPとの比較を行った。その結果,類似点はABAの技法を用いて共同注意得点などのASDの中核症状を変化の指標にしていた点であった。相違点はNDBIが共同注意行動を身体的なガイドで形成していたのに対して,DHIPが身体を通じたやりとりの結果として共同注意行動が形成された点であった。2)として,動作法での身体を通じたやりとりの段階は,二者間の関与,三者間の関与,協力的関与の共有された意図性の発達段階により考察された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017688031658752
  • DOI
    10.51009/rehapsycho.49.1_67
  • ISSN
    24366234
    03895599
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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