当法人職員における喫煙状況と禁煙

書誌事項

タイトル別名
  • Smoking - status of our hospital members and the importance of stop smoking
  • トウ ホウジン ショクイン ニ オケル キツエン ジョウキョウ ト キンエン

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抄録

喫煙は呼吸器のみならず種々の臓器に影響して、主流煙を介して喫煙している本人の健康を障害するのみならず、副流煙により周囲の人たちの健康をも障害する。それゆえ重症心身障害児(者)施設では、病棟内の温度、湿度の他に環境中の喫煙関連ガス濃度も考えなければならない。喫煙者の呼気には、喫煙後ある一定時間、一酸化炭素が排出されることが知られている。そこで、第一段階として当法人に勤務する者に喫煙の状況等についてアンケート調査を行い、その実態を明らかにするとともに、今後の職員の健康のみならず入院している患者の環境改善についての方策を考え、禁煙キャンペーン、禁煙運動、禁煙外来の設置を行った。その結果、職員の喫煙率はここ10年で22.7%から13.3%と順調に減少した。特に女性は順調に減少しているが、男性の喫煙率の減少の鈍化がみられた。現在、禁煙に対して経済的な援助を行って喫煙率の減少を図っているが、まだ十分ではなく、今後さらなる方策を企画する必要がある。

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