「漢語拼音方案」の問題点及びその修正案の試み(三)

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  • 声母と声調の表記及び修正案の総括

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本稿は、声母の表記と声調の表記に関するこれまでの先行研究を振り返り、「方案」の声母の表記の合理性を論じ、声調の表記の優劣を考察して、「方案」の声母と声調の表記の現状維持を主張する。また、このシリーズ研究を締めくくる。「方案」の問題点について、字母oを取り立てる必要性、字母y,wの使用によってもたらされた混乱、iou,uei,uenの省略規則による発音上と声調表記上の問題üの表記によるキーボード入力の問題、介音の位置付けの問題、音節構造分析の問題及び関連のあるピンイン正書法の問題、声母j,q,x,zh,ch,sh表記の問題、声調表記の問題などにまとめられる。これらの問題について①字母o,y,wの廃止②iou,uei,uenに関する省略規則の廃止③字母üの表記をvに変更する④音節構造の三分法⑤音節分かち書きによるピンイン正書法などを考案し、「方案」の修正案を提言する。65年間実施された「方案」における問題を包括的に解決する時期が到来しおり、筆者の修正案は、今後の中国小学校国語と「国際中文」におけるピンイン教授に寄与できることを願う。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390017754378807808
  • DOI
    10.50947/ntgb.17.0_1
  • ISSN
    24364517
    2435273X
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Allowed

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