北海道内陸部の陸別における冬季の降雪量と降雨量の季節内変動と年々変動
書誌事項
- タイトル別名
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- Intra-seasonal and interannual variations in snowfall and rainfall during winter in Rikubetsu, inland Hokkaido, Japan
抄録
地球温暖化によって降水量は増加し、降雨の比率が増加する可能性がある。これまで世界的にも降雪と降雨を分離した継続的観測はほとんど行われておらず、降雪と降雨の比率の今後の変化を示すことは難しい。最近世界中で利用され始めた低価格のディスドロメータは降水粒子の特性に基づいて降雪と降雨を別々に記録できる。本研究は、現在の気候に関する情報の一つとして、北海道陸別における2012–13年から2022–23年の冬期の降雪量と降雨量をディスドロメータの観測値を用いて調べた。それは北極降雪圏の最南端の一地域の現状を表す。その結果、各年の冬期の総降水量は101.9~399.6 mm、降雨量は5.9~80.2 mmで総降水量の17%を占め、そのうちの96%は12月と3月に発生していた。降雨の占める割合は、それぞれ、1月と2月に2%、12月と3月に27%であった。顕著な降雪と降雨は冬期の総降水量に大きく寄与したが、それらは総観規模擾乱に伴って昇温とともに発生した。昇温後の気温が氷点下の時に降雪、氷点を上回った時に降雨となっていた。今後の気候変化において、総観規模擾乱時の気温が陸別の降雨量の鍵を握っていると考えられる。
収録刊行物
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- Okhotsk Sea and Polar Oceans Research
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Okhotsk Sea and Polar Oceans Research 8 1-7, 2024-02-01
Okhotsk Sea and Polar Oceans Research Association
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017832027901568
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- ISSN
- 24362034
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可