4年間で2回増悪をきたした間質性肺炎合併clinically amyopathic dermamyositisの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A CASE OF CLINICALLY AMYOPATHIC DERMAMYOSITIS WITH INTERSTITIAL LUNG DISEASE SHOWING TWO DETERIORATIONS IN 4 YEARS

抄録

<p>【症例】45歳男性.抗MDA5抗体陽性と皮膚筋炎に特徴的な皮疹,間質性肺炎を認め,間質性肺炎合併clinically amyopathic dermamyositis(CADM)と診断し,ステロイドパルス,シクロフォスファミドパルス(intravenous cyclophosphamide:IVCY),カルシニューリン阻害薬で治療を開始した.胸部画像上陰影の改善を認めたが,治療開始3カ月後,胸部画像上間質陰影の増悪を認め,再度ステロイドパルス,IVCYを投与し,KL-6と抗MDA5抗体が陰性化するまでIVCYを8クール施行した.再燃時から2年6カ月後に急性呼吸不全と間質陰影の増悪を認め,ステロイドパルス,IVCYでは短期間で治療効果を認めず,血漿交換を開始して短期間で治療効果が得られた.IVCYや血漿交換はCADMの有用な治療であり,治療効果発現時期を考慮した治療薬を選択することが肝要である.</p>

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 73 (1), 34-39, 2024

    一般社団法人 日本アレルギー学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017832027924480
  • DOI
    10.15036/arerugi.73.34
  • ISSN
    13477935
    00214884
  • PubMed
    38403699
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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