動的モード分解を用いた海上空港不同沈下過程の信号復元と将来予測に関する基礎研究

書誌事項

タイトル別名
  • FUNDAMENTAL STUDY ON SIGNAL RECONSTRUCTION AND FUTURE PREDICTION OF DIFFERENTIAL SETTLEMENT PROCESSES IN AN OFFSHORE AIRPORT USING DYNAMIC MODE DECOMPOSITION

抄録

<p>本研究は,海上空港の盛土構築時の地盤変状の実測記録を詳細に分析し,リアルタイムな将来予測やフィードバック制御の可能性を検討している.地盤変状の実記録には,計器の故障等に起因していると想定される観測誤差やバイアスなどの異質性,欠損が含まれている.従って,実観測記録の信号復元により,上記のような本質的ではない情報を除くことは,データ駆動型の予測や制御を実用化するための重要な観点となる.本論文では,実際の観測記録に対して,動的モード分解 (DMD) に基づいた信号復元手法と地盤変状予測モデルの開発可能性を考察している. 多重解像度表現を付与した mrDMD により,局所的に観測に含まれる異質性を簡易に分離できることを確認した.加えて,線形制御理論との親和性の高い DMD-C(時不変システム) により,地盤変状の将来予測モデルが構築できる可能性を示した.</p>

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