Cloud Image Velocimetryに特化した撮影システムの構築

  • 豊島 尚悟
    東京理科大学大学院 創域理工学研究科社会基盤工学専攻
  • 仲吉 信人
    東京理科大学 創域理工学部社会基盤工学科
  • 林 資樹
    東京理科大学大学院 創域理工学研究科社会基盤工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF A NEW CAMERA SYSTEM FOR CLOUD IMAGE VELOCIMETRY

抄録

<p> 深刻化している地球温暖化問題に対し,気象現象のメカニズムの理解・予測精度の向上は欠かせない.気象予測の向上に上空風速場のデータ同化は重要である.著者らは複数台の安価な市販カメラを上空に向け,雲を連続撮影し,雲の移流速度を同定する新たな上空風速場の測定手法を開発してきた.しかし,用いていたカメラの計時精度や画角が風速算出精度に悪影響を与えているという懸念点があり,GPS搭載の画角を拡大した撮影システムを構築した.従来のカメラと構築した撮影システムで同時観測し,上空の移流ベクトルの算出比較を行った.開発した撮影システムでは風速は時刻同期の誤差が最大2秒であり大きく改善された.画角の拡大,イメージセンサの向上により風速算出数が増加することが確認された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ