《研究ノート》日本におけるユーモアという言葉

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  • その歴史的変遷と今後

抄録

日本においてユーモアという外来語は笑いという言葉に圧倒されている。いまはユーモアと言えばほとんど笑いの同義語として用いられ、独自の意味も曖昧なまま、ただカッコよいから使われるだけの存在で、このままいくと死語になってしまう可能性もある。ユーモアの科学的定義は必要とされつついまだなされていないらしいが、私が欲しいのはそんな科学的で厳密な定義ではなく、われわれが気軽にユーモアという言葉を使ったときにそれを支える素朴な概念なのだ。私は、そのためユーモアという言葉がどうして生まれ、どのように使われてきたのか、そして現在はどうなのかを、笑いという言葉と比較しながら調べてみた。そして将来どうしたら気軽に使えるかも考えてみた。これはその集成レポートである。読まれたみなさんのご意見・ご批判を仰ぎたい。

収録刊行物

  • 笑い学研究

    笑い学研究 30 (0), 145-160, 2023-08-26

    日本笑い学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017887629855744
  • DOI
    10.18991/warai.30.0_145
  • ISSN
    24239054
    21894132
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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