小学校理科における前知識の活用プロセスに関する研究

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Process of Applying Prior Knowledge in Elementary School Science

抄録

<p>現行の学習指導要領では,問題解決の過程を通して既有のイメージや素朴な概念などを,より妥当性の高いものに更新していくことが求められている.以上を踏まえ,Wetzels et al.(2010)の指摘する前知識の活性化モデルを援用し,問題解決の過程を通じて子どもが既有知識を活用して新たな概念を作り上げていくプロセスを捉えていくことを目的とした.そこで,小学校第5学年「流れる水の働きと土地の変化」を事例に,考察の記述分析を行った.次に,子どもは他者との関わりの中で概念を構築していくことが考えられる.そこで,事例的分析Ⅱでは,Schmidt(1982)の指摘に基づき,新たな概念を作り上げていくプロセスを他者との相互作用を加味して捉えていくことを目的とし,小学校第4学年「ものの温度と体積」を事例に,分析を行った.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017898671950976
  • DOI
    10.14935/jsser.38.3_39
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ