施工の省力化を図る新たなインバート形状の成立性に関する考察

書誌事項

タイトル別名
  • CONSIDERATION ON FEASIBILITY OF NEW INVERT SHAPES FOR WORK-SAVING CONSTRUCTION

抄録

<p> 近年,山岳トンネルでは供用中の盤ぶくれの顕在化により,インバートを新設または再設置する事例が報告されている.今後同様の事例の増加が推測され,著者らは補強対策の合理化に関する検討を進めている.本研究では,施工の省力化を念頭に置いた新たなインバート形状を仮定し,実大規模の概ね1/100の小規模のトンネル模型に対して盤ぶくれによる外力を想定した荷重を作用させる実験を実施し,新たなインバート形状の構造としての成立性を検証した.その結果,本研究で提案する形状は従来の逆アーチ形状には及ばないものの,一定程度の補強効果を期待できる可能性が示された.また,模型実験を数値解析により再現することで実験結果の妥当性を検証し,応力の発生傾向等の観点からインバート形状の変化がトンネル構造に与える影響を考察した.</p>

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参考文献 (7)*注記

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