2色配色の色相差が色彩調和に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- The Impact of Hue Differences between Two Color Schemes on Color Harmony
- ― An Evaluation a Using Color Chart ―
- ―色票を用いた評価―
抄録
<p> アパレル分野において色彩調和は非常に重要であり, 多くの調和理論がある. これらの理論の多くは色相の調和範囲を同一の調和, 類似の調和, 対比の調和として展開している.</p><p> 本実験では, ムーン・スペンサーの調和論, オストワルトの調和論, PCCSの調和論を取り上げ, L*, a*, b*色空間にて調和範囲の比較検討を行った. その結果, 表色系の色相間隔の均等性は認められず, 調和範囲が不明確であることが確認された.</p><p> そこで本研究では, 色相角を均等に20分割した色票試料を作成し, 2色配色として色相の調和について視覚評価を行った. 試料は高彩度領域20色, 高明度領域20色の計40色を作成し, それらを上下に2色配色し, 計800試料をN6のグレーを背景で提示した. 実験参加者は女子大生200名であり調和の程度を6段階で回答させた. その結果, 高彩度も高明度も同一色相が最も調和し, 2色の色相角が大きくなるほど評価は下がり, いわゆる対比の調和領域は存在しなかった. また, 上下の配色の位置は暖色が上に, 寒色が下に配置した方が評価は高かった.</p>
収録刊行物
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- 日本家政学会誌
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日本家政学会誌 75 (2), 56-69, 2024
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017920607663488
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- ISSN
- 18820352
- 09135227
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可