大学生が高評価を与える地方都市の河川緑道とは

書誌事項

タイトル別名
  • University students’ perceptions of ideal urban river greenways
  • A photographic impression assessment of the Fukurogawa River in Tottori City
  • 鳥取市袋川の写真による印象評価

抄録

<p>本研究は、鳥取市市街地を流れる袋川の歴史的変遷と現在の整備状況を踏まえ、印象評価調査を通じて景観保全の方向性を探ることを目的としている。袋川緑地の緑視率、プロフィール分析、主成分分析を組み合わせることで、歩きやすさ、親しみやすさ、緑の豊かさなどの属性が景観評価に重要な影響を与えていることが明らかになった。また、都市空間の社会的・機能的な質と自然環境的な質のシナジーが重要であることが示された。緑視率が高い河川緑地も、適切な植生管理と歩道の整備がなければ、好印象にはつながらない。本調査では限られた数の写真と回答者を用いたが、今後の調査で対象を拡大することで、より一般化された高評価の河川緑地空間形成に寄与することが期待される。</p>

収録刊行物

  • 都市計画報告集

    都市計画報告集 22 (4), 691-696, 2024-03-11

    公益社団法人 日本都市計画学会

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