中3日での登板間隔が投球フォームや球速の乱れに与える影響 ~学童野球公式戦における準優勝投手の場合~
書誌事項
- タイトル別名
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- Throwing Motion and Ball Speed at a Pitching Interval of 3 Days ―Case of a Pitcher Who Finished Second in the Official Baseball Game for School-age Children ―
抄録
<p>本研究の目的は,中3 日という短い登板間隔が投球フォームや球速の乱れに与える影響を分析することであった.</p><p>対象は,学童野球公式戦の準決勝において先発完投(99 球)をし,中3 日の登板間隔で決勝においても先発完投(110 球)をした投手1 名であった.方法は,ハイスピードカメラ1 台による2 次元動作分析であった.</p><p>その結果,準決勝では投球フォームや球速の乱れは点在する程度であったが,決勝では50 球を超えたあたりから投球フォームや球速が大きく乱れ始め,これらの乱れが相手打線に捕まるきっかけになったと考えられた.</p><p>投球フォームや球速の乱れの観点から,準決勝での投球過多による疲労は,中3 日の登板間隔では十分に回復しないことが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床スポーツ医学会誌
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日本臨床スポーツ医学会誌 31 (1), 238-243, 2023-01-31
一般社団法人 日本臨床スポーツ医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017975917602176
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- ISSN
- 27583767
- 13464159
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可