エネルギー・液体燃料のカーボンニュートラル化

  • 壱岐 英
    ENEOS株式会社中央技術研究所技術戦略室

書誌事項

タイトル別名
  • Carbon Neutralization of Energy and Liquid Fuels
  • エネルギー ・ エキタイ ネンリョウ ノ カーボンニュートラルカ

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抄録

カーボンニュートラルに向けた取り組みが進む中,日本のCO2排出量の2~3割を占めるとされる輸送部門での低炭素化・脱炭素化は重要な課題である。自動車・トラックなどの分野では電気,水素の普及も進みつつあるが,カーボンニュートラル燃料による脱炭素化の加速が期待される。一方で,航空部門,大型船舶部門のカーボンニュートラルにおいては液体燃料からの置き換えが難しい側面があり,技術開発を含めた取組みが求められる。主なカーボンニュートラル液体燃料として,石油系燃料に脱炭素措置(カーボンオフセット)を付与した燃料,バイオマス資源から作られるバイオ燃料,一定の要件を満たすCO2とCO2フリー水素から作られる合成燃料の3つが挙げられる。ここでは,輸送分野を例に,エネルギー・燃料のカーボンニュートラル化に向けた背景・動向,課題等について述べる。

収録刊行物

  • ゼオライト

    ゼオライト 41 (1), 1-8, 2024-01-30

    一般社団法人日本ゼオライト学会

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