先天性心疾患合併妊婦が抱く母親像への思い

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タイトル別名
  • Thoughts on the Mother Image Held by Pregnant Women with Congenital Heart Disease Complications

抄録

<p>本研究の目的は、先天性心疾患(Congenital Heart Disease:CHD)合併妊婦が抱く母親像への思いを明らかにすることである。20歳以上のCHD合併妊婦11名に半構成的面接を実施し、質的帰納的分析を行った。その結果、【心疾患の存在を意識しながら自分らしい母親のあり方を検討する】、【心疾患があっても母親だけが守れる子どもの安全面は妥協したくない】、【自分に心疾患があるからこそどんな子どもでも受け入れる自信と覚悟がある】、【心疾患のある自分が母親になることが想像できなくても挑み続ける】を含む11のカテゴリーに集約された。CHDを有しながら母親になることはCHD合併妊婦にとって人生・生命をかけた挑戦であり、そのために周囲の協力を得ながら情報を活用し安全に妊娠・出産・育児期を向かえられるよう状況を受容したり妥協したりするなどの選択を行う中で成長し、自分らしく生きることであると考えられた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018042788311808
  • DOI
    10.32305/jjsmn.24.2_41
  • ISSN
    24346187
    1345773X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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