基礎自治体職員のデザインに対する認識と実践の研究

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書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Perceptions and Practices of Local Government Officials Toward Design
  • —A Questionnaire Survey Targeting Local Government Officials in Japan
  • ―全国の基礎自治体職員を対象にした質問紙調査

抄録

<p> 複雑化する行政課題の解決に向け,デザインアプローチの適用が有用とされる。実際に国内でも適用の動きが見られ始め,住民に最も身近な行政主体である基礎自治体では,その有用性が特に期待される。今後適用を進める上で,現状における職員のデザインに対する認識や実践を把握する必要がある。そこで本研究は,基礎自治体職員におけるデザインの認識や実践の現状を把握,また政策課題の複雑化に対する認識とデザインの関係性についての2 点を明らかにすることを目的とした。定量的に把握を行うため,全国の基礎自治体職員を対象に質問紙調査を実施した。その結果,政策課題が複雑化していると思う職員は,思わない職員に比べ,デザイン思考に対する認知度に差は見られなかった。一方で,個々のデザイン手法に着目すると,「バックキャスティング」,「インタビュー/ヒアリング調査」に対する活用頻度が高く,これらの手法に加え「ペルソナ」,「プロトタイピング」,「リビングラボ」,「ナッジ」の手法に対する職員の期待値が相対的に高いことも分かった。</p>

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 70 (4), 4_35-4_44, 2024-03-31

    一般社団法人 日本デザイン学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018042806192896
  • DOI
    10.11247/jssdj.70.4_35
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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