集合体モデルを用いた3次元DEMによる実物大石垣の大型振動台実験の数値シミュレーション

  • 森田 大成
    大日本ダイヤコンサルタント株式会社 インフラ技術研究所 DX推進室
  • 大塚 鎮
    東電設計株式会社 土木本部 耐震技術部 設計高度化グループ
  • 酒井 久和
    法政大学 デザイン工学部 都市環境デザイン工学科
  • 小野 祐輔
    鳥取大学大 工学部 社会システム土木系学科
  • 橋本 隆雄
    国士舘大学 理工学部まちづくり学系
  • 中澤 博志
    静岡理工科大学 理工学部 土木工学科
  • 池本 敏和
    金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学系

書誌事項

タイトル別名
  • THREE-DIMENSIONAL DEM SIMULATION OF SHAKING TABLE TESTS OF FULL-SCALE MASONRY STONE WALLS BY AGGREGATE ELEMENTS

抄録

<p> 本研究の目的は,3次元個別要素法(DEM)による,石垣構造物の地震応答解析の妥当性を検証することである.まず,既往研究で実施した小型石垣模型の傾斜破壊実験に対して2ケース追加実験を行い,解析パラメータを再検討した再現シミュレーションを行った.このシミュレーション結果から,築石を球体の集合としてモデル化することの妥当性を確認した.次に,妥当性が確認されたモデルを用いて実物大石垣の大型振動台実験の再現シミュレーションを実施し,築石の変動状態と変位量を精度よく再現できることを確認した.また,アンカーによる対策を施した解析では築石の孕み出しを最大約75%抑制し,地震時の石垣構造物に対して効果的であることを示した.</p>

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

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