胸椎後縦靱帯骨化症術後急性期の歩行障害に対しリカンベントエルゴメーターおよび免荷式歩行器を用いた理学療法を実施した1例

DOI
  • 髙瀬 慶太
    千葉大学医学部附属病院 リハビリテーション部
  • 深田 亮
    千葉大学医学部附属病院 リハビリテーション部
  • 但木 亮介
    千葉大学医学部附属病院 リハビリテーション部
  • 桑田 麻由子
    千葉大学医学部附属病院 リハビリテーション部
  • 古矢 丈雄
    千葉大学医学部附属病院 リハビリテーション部
  • 村田 淳
    千葉大学医学部附属病院 リハビリテーション部

書誌事項

タイトル別名
  • Physical therapy using a recumbent ergometer and a suspended body weightsupported walker for gait disturbance in the acute phase after thoracic ossification of the posterior longitudinal ligament surgery : a case report

抄録

<p> 【目的】重度の胸髄症による歩行障害に対しリカンベントエルゴメーター(エルゴメーター)および吊り下げ型体重免荷式歩行器(免荷式歩行器)を用いた理学療法を実施した1例について報告する。【症例】胸椎後縦靱帯骨化症および黄色靭帯骨化症に伴う胸髄症により歩行障害を呈した41歳女性である。画像診断で第 2/3,7/8,8/9 胸椎高位において脊髄圧排を認めた。不全対麻痺により歩行が困難となり,胸椎後方除圧固定術,後方進入前方除圧術が施行された。【方法】歩行動作の獲得を目的に術後3日目からエルゴメーター運動,術後4日目から免荷式歩行器歩行練習を中心に実施した。【結果】術後40日目に屋内移動が独歩で自立,屋外移動がロフストランド杖を使用し自立し,自宅退院となった。【結論】術後急性期からエルゴメーターおよび免荷式歩行器を用いた理学療法を実施したことで有害事象なく,術後早期から十分な歩行練習を実施できた。 </p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018053403158656
  • DOI
    10.57476/srpt.15.1_15_53
  • ISSN
    27583864
    18849032
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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