回転ボックスジャンプトレーニングが大学柔道選手における内股の動作時間に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of rotational box jump training on the movement timeof the Judo Technique “uchimata” in university judo players

抄録

本研究は,回転ボックスジャンプトレーニングが大学柔道選手における内股の動作時間に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.実験参加者は,大学柔道選手18 名であり,回転ボックスジャンプトレーニング群(以下,「RBJ 群」)6 名,ボックスジャンプトレーニング群(以下,「BJ 群」)6 名,トレーニングを行わない群(以下,「CON 群」)6 名に区分した.畳の上にプライオボックス(NISHI 社製)を置き,RBJ 群,BJ 群ともに,それぞれのトレーニングを10 回× 3 セット行った.RBJ 群には,ボックスの上に乗る時の腰の回転させる方向を,通常の練習で内股を施す時と同じ方向とし,ボックスの上から畳に降りる時は,上に乗る時の方向を戻るよう教示した.トレーニングは,週3 日,4 週間,計12回実施した.その結果,RBJ 群のトレーニングによって,崩しから作りの局面までの動作時間が短くなった.またリバウンドジャンプ指数は有意に向上した.これらのことから回転ボックスジャンプトレーニングは,大学柔道選手のSSC の能力を向上させ,内股の動作時間を短縮する可能性が考えられた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018120885785856
  • DOI
    10.34518/rjsp.16.0_72
  • ISSN
    21871787
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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