インド太平洋地域における米国主導のミニラテラリズムと韓国の対応 : 文政権と尹政権の比較分析

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タイトル別名
  • Changes and Continuities in South Korea’s Response to US-led Minilateralism in the Indo-Pacific : The Cases from the Moon and Yoon Administrations
  • インド タイヘイヨウ チイキ ニオケル ベイコク シュドウ ノ ミニラテラリズム ト カンコク ノ タイオウ ムン セイケン ト ユン セイケン ノ ヒカク ブンセキ
  • インド タイヘイヨウ チイキ ニ オケル ベイコク シュドウ ノ ミニラテラリズム ト カンコク ノ タイオウ : ブン セイケン ト インセイケン ノ ヒカク ブンセキ

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抄録

本稿の目的は、インド太平洋地域における米国主導のミニラテラリズムが台頭する中、それに対する韓国の対応を明らかにすることである。そのために、文在寅政権と尹錫悦政権のインド太平洋地域における外交戦略を検討し、同地域におけるミニラテラル枠組みの中でもクアッドへの対応が政権交代とともに変化したのかを分析した。その結果、第 1 に、韓国はクアッド自体には参加していないが、クアッドの分野別ワーキング・グループに参加する形で関与してきており、その関わり方は文政権と尹政権を通して大きな変化が見られないこと、第 2 に、韓国がクアッドにこのよう関わり方をしている背景には、日中との関係が強く影響していること、第 3 に、尹政権下で進められた日米との関係改善の結果、日米韓の 3 ヵ国協議体という韓国を含めたインド太平洋地域における新たなミニラテラル枠組み構築の可能性が見られていることが分かった。

収録刊行物

  • 研究論集

    研究論集 119 87-104, 2024-03

    関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部

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