主介護者の介護負担感に対して訪問および通所リハビリテーションを併用した事例考察

DOI
  • 横山 広樹
    関西医科大学くずは病院リハビリテーション科
  • 石垣 智也
    名古屋学院大学リハビリテーション学部理学療法学科
  • 尾川 達也
    西大和リハビリテーション病院リハビリテーション部
  • 知花 朝恒
    川口脳神経外科リハビリクリニックリハビリテーション科
  • 後藤 悠太
    西大和リハビリテーション病院リハビリテーション部
  • 柳迫 哲也
    関西医科大学くずは病院リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • A case report of combined home-visit and day-care rehabilitation for burden of primary caregiver

抄録

<p>【目的】訪問リハビリテーション(以下,訪問リハ)と通所リハビリテーション(以下,通所リハ)の併用が,主介護者の介護負担感にどのように影響するのか事例考察すること.【方法】退院後に介護負担感が高かった主介護者と事例に対して,訪問リハと通所リハによる介入を行った.訪問リハでは主介護者に介護指導を中心に実施し,通所リハでは事例に運動療法と動作練習を実施した.【結果】介入2ヶ月後,事例の動作能力の改善と共に主介護者の介護負担感は軽減したが,介護肯定感の低下を認めた.介入4ヶ月後には夜間の排泄に伴う介護負担感が生じたため,ショートステイなどリハ以外の対応を検討した.【結論】通所リハでは動作能力の向上を目的とした介入を行い,訪問リハでは主介護者に通所リハで獲得した動作能力を生かす介護指導を行うことで,介護負担感の軽減につながる可能性がある.また,リハで対応できる介護負担感か否かを評価し,難しい場合には柔軟にサービス内容を見直すことが重要と考えられた.</p>

収録刊行物

  • 地域理学療法学

    地域理学療法学 3 (0), 112-118, 2024-03-31

    一般社団法人 日本地域理学療法学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018198837986816
  • DOI
    10.57351/jjccpt.jjccpt22012
  • ISSN
    27580318
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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