クリンカー原料に生コンスラッジを用いた低温焼成型セメントの物性評価

  • 茶林 敬司
    株式会社トクヤマ セメント開発グループ(〒299-0258 千葉県袖ケ浦市南袖10) 島根大学 大学院自然科学研究科(〒690-8504 島根県松江市西川津町1060)
  • 大田 将巳
    株式会社トクヤマ セメント開発グループ(〒745-8648 山口県周南市御影町1-1)
  • 加藤 弘義
    株式会社トクヤマ 環境事業開発グループ(〒745-8648 山口県周南市御影町1-1)
  • 新 大軌
    島根大学 大学院自然科学研究科(〒690-8504 島根県松江市西川津町1060)

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF PROPERTIES OF THE LOW BURNING-TEMPERATURE CEMENT USING FRESH CONCRETE SLUDGE AS CLINKER RAW MATERIAL

抄録

<p>鉱物組成を調整した低温焼成型クリンカーはセメント製造における焼成工程の省エネルギー化が期待されるが、同時に石灰石の脱炭酸によって発生する原料起源のCO2排出量削減も課題となっている。本研究では、産業廃棄物である生コンスラッジをカルシウム源としてクリンカー原料の一部に使用し、低温焼成型組成のクリンカー鉱物およびセメントの物性に及ぼす影響を検討した。その結果、本検討の系では、生コンスラッジを低温焼成型クリンカー原料の一部に使用した場合においても、セメント物性を維持したまま、原料起源のCO2排出量を22.9%削減可能であることが確認された。</p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

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