バイオマス灰のNBO/Tがセメント硬化体の圧縮強度に及ぼす影響

  • 髙木 亮一
    株式会社安藤・間 技術研究所(〒305-0822 茨城県つくば市苅間515-1)
  • 林 俊斉
    株式会社安藤・間 技術研究所(〒305-0822 茨城県つくば市苅間515-1)
  • 神村 幸弥
    新潟大学 大学院自然科学研究科(〒905-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 斎藤 豪
    新潟大学 工学部工学科(〒905-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF NBO/T OF BIOMASS ASH ON COMPRESSIVE STRENGTH OF HARDENED CEMENT

抄録

<p>本研究では、バイオマス灰を大量に用いたセメント硬化体の諸物性について、ガラス中の非架橋酸素および四面体イオンの比であるNBO/Tが硬化体に及ぼすに影響に着目した検討を実施した。その結果、バイオマス灰を用いた場合、材齢の経過とともに硬化体中の数~数10nm程度の空隙量が大きくなっていた。FT-IRや27Al-NMRの分析結果から、エトリンガイト、C-A-S-H、モノサルフェートが多く生成されていたことが確認でき、圧縮強度が高くなった一要因であると考えられた。バイオマス灰のNBO/Tと硬化体の圧縮強度の間に正の相関関係が確認でき、このNBO/Tを配合強度推定の指標として用いられる可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ