亜硝酸カルシウムを添加した高炉スラグセメントの反応に及ぼす養生温度の影響

  • 胡桃澤 清文
    北海道大学 大学院工学研究院環境循環システム部門(〒060-8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目)

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF TEMPERATURE ON REACTION OF BLAST FURNACE SLAG CEMENT WITH CALCIUM NITRITE

抄録

<p>高炉セメントセメントペースト硬化体の反応性を高める添加剤として亜硝酸カルシウムが挙げられるが、亜硝酸カルシウムを混和した高炉セメントの反応の温度依存性に関する検討はほとんどなされていない。そこで本研究では、亜硝酸カルシウムを加えた高炉スラグセメントの反応の温度依存性を明らかにすることを目的とした。初期の反応量を測定するためにカロリーメーター測定、反射電子像によるセメントおよび高炉スラグの反応率測定、XRDによる鉱物の測定を行った。その結果、亜硝酸カルシウムを加えることによって初期の高炉スラグセメントの反応は高まったが、35℃養生においてはその影響は高くないことが示された。また、亜硝酸カルシウムを加えた試料のセメントおよび高炉スラグの反応に関するみかけの活性化エネルギーは無混和のものに比べて低下することが明らかとなった。</p>

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参考文献 (6)*注記

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