体外循環装置を用いて肝芽腫心房内腫瘍栓を摘出し生体肝移植術を行った一例
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- 児玉 匡
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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- 小峰 竜二
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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- 中尾 俊雅
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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- 柳 佑典
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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- 清水 誠一
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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- 内田 孟
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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- 福田 晃也
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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- 阪本 靖介
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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- 武井 哲理
- 国立成育医療研究センター 心臓血管外科
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- 近藤 良一
- 国立成育医療研究センター 心臓血管外科
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- 金子 幸裕
- 国立成育医療研究センター 心臓血管外科
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- 笠原 群生
- 国立成育医療研究センター 臓器移植センター
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抄録
<p>【はじめに】進行肝芽腫に対する生体肝移植では腫瘍の完全切除のために体外循環が有用なことがある。【症例】7歳女児。化学療法後に両肺転移、肝両葉、下大静脈から右房に突出する腫瘍栓を有する肝芽腫に対し、両肺転移巣切除後に母をドナーとした生体肝移植手術を施行した。肝授動後に心膜を開放し、肝を尾側に牽引するもエコーと触診で腫瘍栓の可動性が乏しく、肝臓側から心嚢内下大静脈での血流遮断で一塊に摘出するのは困難と判断した。右房を切開して腫瘍栓を摘出する方針とし、体外循環装置を接続した。腫瘍は下大静脈弁と強固に癒着しており剥離困難であったため、血管壁を含めて一塊に切除し、欠損部をGore-Tex patchで補填して右房切開部を閉鎖した。大動脈遮断を解除して心拍再開ののち、肝臓側から残りの腫瘍栓を肝臓と一塊に摘出した。開胸のまま外側区域グラフトをput-inし肝静脈、門脈の再建を行い、再灌流後に血流問題ない事を確認した時点で体外回路から離脱した。止血閉胸後に動脈再建、胆管再建を行い手術終了した。手術時間は11時間56分、体外循環の使用時間は1時間55分、出血量は810gであった。【経過】術翌日に抜管、術後9日目に一般病棟へ転棟し1か月後には術後化学療法を開始した。術後2か月目に肺転移に対して肺切除術を施行。現在、術後4か月経過しAFPも低下傾向にある。【結語】体外循環装置を用い安全に心房内腫瘍栓を摘出しえた生体肝移植を経験した。</p>
収録刊行物
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- 移植
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移植 58 (Supplement), s278_1-s278_1, 2023
一般社団法人 日本移植学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018198838579968
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- ISSN
- 21880034
- 05787947
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可