野生動物におけるiPS細胞の樹立および生殖細胞の体外作製

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タイトル別名
  • Establishment of iPS Cells and in vitro Production of Germ Cells in Wild Animal Species
  • ヤセイ ドウブツ ニ オケル iPS サイボウ ノ ジュリツ オヨビ セイショク サイボウ ノ タイガイ サクセイ

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抄録

現在、地球上では多くの野生動物種が絶滅の危機に瀕しており、生物多様性の維持に向けた取り組みが求められている。動物園・水族館などの飼育下で動物を繁殖させる取り組みは「域外保全事業」と呼ばれ、人工繁殖技術はその中心となる技術である。本稿では、多能性幹細胞から生殖細胞を作製することが域外保全の発展に貢献する可能性があると考え、iPS細胞の樹立および生殖細胞の体外作製について、先行研究を体系的にまとめることにより、遺伝的多様性の低下・人工繁殖の難航化・生殖細胞の回収が困難であることへの解決策を提案することを目的とする。

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