書誌事項
- タイトル別名
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- Ten Cases of Early Stoma Closure after Rectal Resection
- チョクチョウ セツジョ コウジンコウコウモン ソウキ ヘイサ ノ 10レイ
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抄録
<p>低位直腸切除における一時的stomaの閉鎖時期は,一般的に3カ月後以降とされている.しかし,stoma関連合併症が問題となり,主に海外において早期閉鎖に関する報告が散見される.当科で経験した直腸切除後のstoma早期閉鎖10例につき検討した.年齢は62歳(中央値)で,男性4例・女性6例であった.疾患は,腺癌が8例,NETが2例であり,肛門縁から腫瘍下端の距離は70mm(中央値)であった.閉鎖術前に注腸造影を行い,直腸吻合部に問題のないことを確認した.肛門縁から吻合部の距離は35mm(中央値)であり,切除術から閉鎖術までの期間は12.5日(中央値)であった.直腸吻合部に関わる合併症は認めず,同一入院で切除・閉鎖を施行した8例での切除後在院日数は21日(中央値)であった.Stoma早期閉鎖は,縫合不全発症時の重症化を防ぐstoma造設の利点があり,かつstoma関連合併症を極力回避しうる手法であると考えられる.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 84 (9), 1369-1373, 2023
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018198840559232
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- NDL書誌ID
- 033106112
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可