産業看護職が新型コロナウイルス感染症流行期に実施した遠隔面談・保健指導における困難感と工夫

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タイトル別名
  • Difficulties and Innovations in Tele-Health Interviews and Consultation Conducted by Occupational Health Nurses in the Covid-19 Pandemic Period

抄録

<p>目的:新型コロナウイルス感染症流行期の遠隔面談・保健指導における産業看護職の実践上の困難感と工夫を明確化することを目的とした.方法:産業看護職10名が遠隔面談・保健指導について半構造化面談で語った内容のうち困難感や工夫について抽出した.結果:困難感は【支援対象者の情報や理解度・感情の授受がしにくい】【職場や社内での接点の減少により状況把握・支援がしにくい】等,7カテゴリが生成された.工夫は,準備のフェーズでは【対象者理解をもとに,状況や環境を考慮する】等の3カテゴリ,実施のフェーズでは【より会話を引き出せるよう関わる】【継続的な支援の機会として捉える】等,7カテゴリが生成された.結論:遠隔面談・保健指導では,遠隔ツールのリテラシー不足や情報の授受の困難さがあった.実施前には支援対象者の理解等に努め,実施場面では語りを引き出す,会話に惹きつける,目標や位置づけを変える等の工夫を行っていた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018198841211136
  • DOI
    10.60278/tokaikango.1.1_76
  • ISSN
    2758612X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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