書誌事項
- タイトル別名
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- Practical insight on the publics' views of experts : Rethinking “experts”
- セイカツシャ ノ センモンカカン オ ダイザイ ト シタ ジッセン ト センモンカカン ノ ブンセキ : 「 センモンカ 」 オ サイコウ スル
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説明
日常の経験に即した専門家の捉え方(生活者の専門家観)は,専門家と市民の関わりを考える上で,重要なトピックの一つである.しかし,従来の科学コミュニケーションでは,生活者の専門家観は中心的なトピックとして扱われておらず,調査としても標準化された質問紙や面接形式のものが行われるのみであった.本論文では,専門家の識別と助言の問題を扱う「『専門家』を再考する」と呼ぶ実践を提案し,生活者の専門家観について議論する.実践では,コロナ禍における専門家との関わりを題材とし,生活者の文脈と人文社会科学の学術的議論の双方に配慮する設計指針のもとで,参加者が探究を進められる工夫を施した.得られた回答の分析から,学術的議論と類似した内容のみならず,コロナ禍の具体的な状況や経験に即した回答から学術的議論に示唆を与える内容や学術的議論に見られない内容が観察された.特に,参加者から開示された専門家観は,自然科学の専門家と人文社会科学の専門家の双方に示唆を与えるものであった.また,本論文の実践で取り入れた重層的な相対化を図る設計指針は,参加者が探究を進める上で有効な方法であることが見出された.本論文で提案された実践と調査の手法は,科学コミュニケーションの新たな枠組みとして活用が期待できる.
収録刊行物
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- 科学技術コミュニケーション
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科学技術コミュニケーション 34 1-19, 2024-03
北海道大学 大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018198841318784
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- NII書誌ID
- AA12317666
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- DOI
- 10.14943/109330
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- HANDLE
- 2115/91400
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- NDL書誌ID
- 033430202
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- ISSN
- 18818390
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可