臨地実習における日々の行動計画に対する実習指導者の指導の特徴と看護教員としての連携上の課題

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  • Characteristics of Practice Instructors' Guidance regarding Daily Action Plans in Clinical Training and a Collaborative Perspective as a Nursing Teacher.

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抄録

本研究の目的は老年看護学実習における実習指導者の日々の行動計画に対する指導の特徴を明らかにし,看護教員としての連携上の課題を考察することである.実習指導者3 名の日々の行動計画に対する指導場面の発言をIC レコーダーに録音し質的記述的に分析した.結果,実習指導者の指導内容として13 カテゴリと38 サブカテゴリが抽出された.看護教員として,実習指導者と看護学生の対話を注意深く観察し代弁者として仲介の役割を担うこと,知識的準備性を捉え直し系統的な学習へと方向付けること,精神的準備性を踏まえ見学が気づきの機会になるよう打ち合わせること,看護学生に対する情報提供の方法を実習指導者と調整すること,実習指導者の問いを踏まえ看護学生の思考を刺激することが,連携上の必要な役割であると示唆された.

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