中山間地域を含む地方都市全域に導入された AI オンデマンド交通の利用実態

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Utilization of On-demand Responsive Transportation Service in Local City Containing Mountainous Areas

抄録

<p>長野県伊那市で運行中の AI オンデマンド交通の利用実績データから利用数や登録者数、利用目的等を分析し、さらに利用者・非利用者等へのアンケート調査データから今後のサービス改善や他の市町村への展開等を分析した。運行エリア拡大に応じ利用者は増加しているが、平均乗車回数は概ね 9 回/台・日である。利用は午前中が多く、通院や買い物利用が全体の 6 割を占める。満足度は高い一方で、さらなる改善点の知見も得られた。なお会員登録者中の免許返納者割合は 3 割に達し、アンケート結果からも本 AI オンデマンド交通の導入によって免許返納した人が 2 割いたこと、通院や買い物の不便が解消されたとの回答が多かったことや他地区との比較から、交通弱者への移動手段としての有効性や、市全域でのサービス提供による免許返納の促進効果が確認された。</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 10 (3), B_16-B_24, 2024-04-01

    一般社団法人 交通工学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018198841834752
  • DOI
    10.14954/jste.10.3_b_16
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ