いよいよ始まる高温超電導線の大型商用化と小型核融合への課題

DOI
  • 山田 穣
    中部大学 薄膜研究センター 上海超导科技股份有限公司

書誌事項

タイトル別名
  • Large-scale commercialization of high-temperature superconducting wires and challenges for compact fusion

抄録

<p>1986年の高温超電導の発見から38年.いよいよ大規模な応用が見えてきた.それが高温超電導小型核融合である.これには従来にない高磁場の大型超電導コイルが必要であり,そのため多量の高温超電導線が必須となる.総量は億kmレベルにもなるため,現在,線材各社は総力を挙げて量産化に取り組んでいる.本稿では,現在主流となっているIBAD-PLD法REBCO線を中心に,量産化へ至る技術開発の道のりと今後の課題を述べる.40年ぶりのチャンスであるが,資金‐開発研究‐産業化にこれまでにない国際的な連携が必要であり,次代の産業と経済を担う若い研究者,技術者,起業家に参考にしてもらいたい.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 93 (4), 206-217, 2024-04-01

    公益社団法人 応用物理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018198841972864
  • DOI
    10.11470/oubutsu.93.4_206
  • ISSN
    21882290
    03698009
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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