支援ニーズを踏まえた放課後等デイサービス事業所のあり方の検討 : 通常の学級,特別支援学級に在籍する児童生徒の保護者への質問紙調査から

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  • Study of Support at After-School Day Services Based on Needs : From the Survey to Parents of Children Enrolled in Regular Classroom or Class for Special Needs Education

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抄録

放課後等デイサービスの利用者,事業所数が急激に増加する中で,多様なニーズへの対応と支援の質の担保が求められている。本研究では,小学校・中学校・高等学校に在籍している児童生徒の保護者が放課後等デイサービス事業所に求めている支援内容を調査した。  その結果,保護者の総合満足度へ正の影響がある支援は学習支援や学校との情報交換,事業所での子どもの状況を教えてもらえることであった。また,多くの保護者が充実を求めていたのは,学習支援や集団行動の支援,学校との情報交換,子育てに関する情報であった。今後の放課後等デイサービスでは,作業療法士等の専門職員による「読み・書き」の認知的背景にアプローチした学習支援,学校と放課後等デイサービス事業所がさらに連携を進めること,子育ての情報を保護者が得やすい活動をさらに充実させることが必要であると示唆された。

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