書誌事項
- タイトル別名
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- Social working memory: The past decade and future perspectives
抄録
<p>ワーキングメモリは認知的活動の遂行を支える.私たちの生活における重要な認知的活動に社会的活動があり,社会的活動で用いられるワーキングメモリとして社会的ワーキングメモリが近年注目を集めている.本論文はこれまでの社会的ワーキングメモリ研究をレビューした.先行研究の知見は,社会的ワーキングメモリと(一般的な)認知的ワーキングメモリの神経科学的・行動的観点からの差異を示唆し,社会的ワーキングメモリという構成概念の重要性を示す.一方で,先行研究には多様な知見を統合的に説明する視点が欠けていることも明らかになった.また,(a)課題間の相関,(b)社会認知との関係に関する理論,(c)感情的ワーキングメモリとの同異点,(d)社会的ワーキングメモリが保持する情報の性質に関して十分検討されていないことも明らかになった.本論文は,これからの研究の方向性として,上記4つの問題に取り組むことを推奨する.これらの問題に取り組むことを通じて,社会的ワーキングメモリ概念が精緻化され,多様な知見を統合する視座を与えることが期待される.</p>
収録刊行物
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- 認知心理学研究
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認知心理学研究 21 (2), 79-99, 2024-02-29
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018198843713536
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- ISSN
- 21850321
- 13487264
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可