農業環境におけるPFAS について

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タイトル別名
  • PFAS in agricultural environments

抄録

ペルおよびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は化学的安定性に優れているが,環境への影響について懸念されている.しかし,農業環境(農用地土壌,農業用水)やその場で生産された農産物に対する研究事例や報告が極めて少ない.そのため,国内の農業環境におけるPFAS の残留量の把握とその場で生産されている農産物中のPFAS の残留量を把握すること,つまり,PFOS 及びPFOA を含むPFAS の懸念から農産物の安全性を確保し,かつ安定な農産物の生産環境を維持することが急務である.本研究では黒ボク土を含む水田土壌におけるPFAS の分布に関する詳細な情報が得られ,水田土壌中のPFASの分子種がどのように動いているのかを明らかにした.また,黒ボク土の水田土壌環境中に水田でインディカ米(カサラス)とジャポニカ米(コシヒカリ)を栽培し,大気,雨水,灌漑水,土壌,稲を分析し,32 種類のPFAS の残留を調べて栽培環境と稲体に対する関連性を詳細に解明した.また,畑作物に関しても同様に栽培環境との関連性についてその実態を明らかにした.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018230027315072
  • DOI
    10.34467/jssoilphysics.156.0_49
  • ISSN
    24352497
    03876012
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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