若者の仕事と人文系学部・学科における学習経験 : 大卒就業者を対象とした聞き取り調査から

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  • The Jobs of Young People and Their Learning Experiences in the Humanities : Based on Interviews with College Graduates

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抄録

本稿の目的は地方私立、公立大学の人文系学部・学科を卒業した若者が認識している、仕事に対して役立っていると感じられる大学での学習経験について、聞き取り調査を通じて得られた事例の結果を分析することによってその特徴を明らかにすることである。仕事に役立つと指摘されるものは、まず「専門的な知識」、「専門的な知識に基づいた経験」、「汎用的な技能」に分類される知識や技能である。次に「フィールドワークの経験」、「グループワークの経験」、「実習の経験」、「卒業論文・ゼミレポートの経験」、「ゼミナールの経験」に分類される経験である。具体的な経験が挙げられる理由は、そこで「真正の評価」に資する課題に取り組んでいるからである。同時に、在学中と卒業後のそれぞれで「経験学習」が進められていると考えられる。

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