比較的広範囲に認められた Helicobacter Pylori 未感染早期胃癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of early gastric adenocarcinoma with comparatively wide lesions in a Helicobacter pylori-uninfected stomach
  • 比較的広範囲に認められたHelicobacter pyloriが未感染早期胃癌の1例
  • ヒカクテキ コウハンイ ニ ミトメラレタ Helicobacter pylori ガ ミカンセン ソウキ イガン ノ 1レイ

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抄録

胃癌の90%以上はHelicobacter pylori(以下,HP)感染が原因とされる.近年,HP感染率の低下に伴い,HP除菌後胃癌やHP未感染胃癌が相対的に増加している.本症例は70歳代の男性.HP未感染胃粘膜の胃角部から前庭部前壁に長径で20㎜を超える印環細胞癌を認めた.同病変に対して幽門側胃切除術を施行し,術後病理組織結果は粘膜内癌でpStage IAであった.術後約2年間が経過した現在まで無再発生存中である.本稿では,比較的広範囲に認められたHP未感染早期胃癌の1例として,文献的考察を含めて報告する.

収録刊行物

  • 医療工学雑誌

    医療工学雑誌 (17), 1-6, 2023-03-15

    広島国際大学大学院医療・福祉科学研究科

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