早産で低出生体重児を出産した母親の産褥期における母親意識

書誌事項

タイトル別名
  • Postpartum Maternal Identity Following Premature and Low-Birth Weight Infants

抄録

【目的】早産で低出生体重児を出産した母親の母親意識の形成・発達の支援を検討するために,産褥期における母親意識を知る。【方法】産褥8 ~ 55日目に,早産 (妊娠29 ~ 34週) で低出生体重児 (1050 ~ 1966g) を出産した母親4名を対象に,母親意識について「どういう時に母親であることを実感しますか」「その時,お子さんに対してどのようなお気持ちですか」と問いかけ自由に語ってもらい,ベレルソンの内容分析を参考にデータ化した。【結果】産褥期における母親意識は,【子どもの健康状態への安心感】【将来の子どもの成長への危惧】【子どもの小さな体のへの恐怖】【子どもに対する罪悪感】【子どもの成長への願い】【育児による子どもの母親である実感】【早期母子接触できなかったことによる子どもを出産した実感のなさ】という7 カテゴリーに集約された。【結論】母親意識の特徴は,早産で低出生体重児を出産した母親の母親意識の形成・発達の支援を検討するための資料として活用できる。

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