アメリカ大統領図書館制度の現状と今後の課題

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タイトル別名
  • U.S. Presidential Library System: Current Status and Future Challenges

抄録

<p>本稿では、アメリカ大統領図書館制度の現状分析を行い、今後の方向性とその課題を明らかにする。</p><p>1941年にフランクリン・ルーズベルトが最初の図書館を建設して以来、ブッシュ(43代)大統領図書館まで、アメリカには国立公文書記録管理局(NARA)が管理する大統領図書館が13館存在している。 しかしNARA の予算・人員不足と、管理対象となる記録の増大、情報開示方針の変更などが相まって、特にクリントンとブッシュ(43代)大統領図書館では深刻なバックログ(未処理文書)問題が起きている。</p><p>そんななかオバマ財団は、2025年に開館予定のオバマ大統領センター(OPC)にNARA の管理する図書館を置かないことを決定し、続いてブッシュ(43代)財団もまた、そのミュージアムの管理運営権をNARA から取得することを発表した。大統領図書館は、大きな転機を迎えているということができる。</p><p>本稿では、大統領図書館制度が今日まで歩んできた道のりをレビューし、現在の課題と今後の方向性について考察する。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018274813719808
  • DOI
    10.20704/rmsj.85.0_3
  • ISSN
    24241954
    09154787
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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