2025 年にむけた生成AI への大学の対応 : 国立大学指針の分析と情報セキュリティの標示方法の提案

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タイトル別名
  • University Strategies Toward Generative AI for 2025: An Analysis of Japanese National University Guidelines and Proposal for Information Security
  • 2025ネン ニ ムケタ セイセイ AI エ ノ ダイガク ノ タイオウ : コクリツ ダイガク シシン ノ ブンセキ ト ジョウホウ セキュリティ ノ ヒョウジ ホウホウ ノ テイアン

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抄録

本研究では、2023 年に高等教育に本格的に導入されることとなった生成AI への国立大学の対応文書を分析し、2025 年にむけて大学が組織的に対応すべき内容を提案する。1 節では生成AI と高等教育に関する国際的な動向を概観したうえで、国立大学が2023 年11月末までに発表した指針文書をデータベース化する。これを踏まえ、2 節では大学が2024年から2025 年にかけて「生成AI を導入する」際にどのような導入パターンがあるかを提示する。続いて3 節では、2025 年に向けて神戸大学を含む各大学に求められる生成AI への対応として、情報資産と機密情報の定義と標示の手法を提言する。最後に、4 節においてUNESCO や文科省、私大連など関連する団体のガイドラインと現状の各大学の指針との内容の差分から、学生へのガイダンスやFD において強調すべき内容を提案する。

収録刊行物

  • 大學教育研究

    大學教育研究 32 95-114, 2024-03-31

    神戸大学大学教育推進機構

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