大脳皮質背側視覚経路の機能
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- 宇賀 貴紀
- 山梨大学大学院総合研究部医学域生理学講座統合生理学
書誌事項
- タイトル別名
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- Function of the Dorsal Visual Cortical Pathway
抄録
<p> 一次視覚野から頭頂葉の一部である下頭頂葉皮質に向かう大脳皮質背側視覚経路は,今でも空間視経路とよばれている.しかし,背側視覚経路の機能は,空間視というよりも,感覚情報を用いて行動,つまりアクションを生成することではないかと考えられている.実際,下頭頂葉皮質には,手,眼,腕,頭などの運動を制御する脳領域が存在し,これら脳領域のニューロンは,運動の目標となる視覚情報と運動の両方に反応する.また最近,判断の神経基盤に関する研究が著しく進展し,視覚から行動への変換とは,どの行動の選択肢を選ぶべきかの判断,つまり,情報収集と決定の情報処理過程であることがわかりつつある.本稿では,大脳皮質背側視覚経路の機能の新たな考え方について紹介する.</p>
収録刊行物
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- 神経眼科
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神経眼科 41 (1), 9-13, 2024-03-25
日本神経眼科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390018296284374400
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- ISSN
- 21882002
- 02897024
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可