回避性パーソナリティ障害を持つ入院患者に対する作業機能障害に焦点を当てた実践の効果

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Effectiveness of a practice focused on occupational dysfunction for an inpatient with avoidant personality disorder: A single-case experimental study
  • ―単一事例実験研究―

抄録

<p>社会的相互作用を極端に抑制することを特徴とする回避性パーソナリティ障害を有する事例に対して,作業機能障害の種類と評価を用いた面接に基づく作業療法介入を実施した.介入の有効性を単一事例実験研究デザインに基づき,作業療法参加回数および語りの変化,行動の変化を実施前後で調査した.その結果,作業療法参加回数は有意に増加および維持された.また日々の活動に意味を感じられる語りの変化が見られ,日中生活において主体的な行動の拡大に影響を及ぼした.これより,作業機能障害に焦点を当てた面接に基づく作業療法介入は,回避性パーソナリティ障害のあるクライエントの作業活動への参加に対し有効であることが示唆された.</p>

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 43 (2), 272-279, 2024-04-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018351898024448
  • DOI
    10.32178/jotr.43.2_272
  • ISSN
    24344419
    02894920
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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