ジャック・ラカンの精神分析的実践 : フロイトへの回帰の意味

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  • ジャック ・ ラカン ノ セイシン ブンセキテキ ジッセン : フロイト エ ノ カイキ ノ イミ

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抄録

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ラカンは「フロイトへの回帰」を唱道して、フロイトの精神分析学説を哲学的に見直した。彼はパラノイアや鏡像段階の研究から自我心理学に反対して、自我から主体を分離した。主体の欲望に注目し、他者との関係で、人間の欲望は他者の欲望であると弁証法的に理解した。彼は言語論それに象徴界・想像界・現実界という局所論を導入して構造主義的に考察し、無意識は言語のように構造化されて象徴界の次元にあるとした。

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