スタートアップ提供サービスの共立地分析

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タイトル別名
  • Colocation analysis of Services that Startups Provide

抄録

<p>スタートアップの育成は日本経済の成長戦略の要とされる。成功したスタートアップであるユニコーン企業の数や資金調達規模において日本は世界に後塵を拝しており、スタートアップの誕生と成長を促進する環境「スタートアップ・エコシステム」の形成が喫緊の課題である。スタートアップ同士の地域的集積はこのエコシステムの重要な要素であり、特に業種の特化と多様性(同業種の集積と異業種の集積)が地域とスタートアップに及ぼす影響には様々な研究がある。本研究ではスタートアップ間の共立地関係を提供するサービスに着目して分析し、ミクロな視点からスタートアップ集積における業種の特化と多様性の特性についての知見を得ることを目的とする。本研究で対象としたのは、フォースタートアップス株式会社が提供するSTARTUP DB(2022年4月版)に掲載されたスタートアップの内、東京23区内に立地し、特定のサービス・事業を展開する5,445社である。分析には、カテゴリに分割された点分布におけるカテゴリ間の共立地関係の分析する共立地指数(Colocation Quotient (CLQ))を、1つの点が複数のカテゴリに属する場合に拡張して用いた。分析の結果、スタートアップの集積にはサービスの種類により、特化と多様性の双方の特性が混在することが分かった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018384729633920
  • DOI
    10.14866/ajg.2024s.0_79
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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