野外教育の源泉としての「自然」について考えるⅡ : 生き物としての適応の観点からみた幼児期の自然体験

書誌事項

タイトル別名
  • An Essay: Nature, the Source of Outdoor Education Ⅱ : Early Childhood Nature-Based Experiences As adaptation of Organisms

抄録

本稿の目的は、生物と人間との関係の在り方から、野外教育の源泉としての「自然」について考察することである。まず、自然界における根源的な事象、野外教育の源泉としての「自然」、受け取るものとしての「身体」との関係を一覧表として整理した。さらに、それを手がかりとして、野外教育活動場面における生き物と人間の身体との関係創出について、幼児のキャンプでの具体的事例を取り上げて検討した。この試みを通して、幼児の原体験的自然体験の理解に「適応」の観点を導入するという着想に帰結した。今後は、幼児の原体験的自然体験について、生態学的な観点での考察を深めていきたい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ