ラオスにおける野菜類遺伝資源の共同探索(2021年1月)

書誌事項

タイトル別名
  • Survey of Vegetable Genetic Resources in Lao PDR, in January, 2021

抄録

本報告は,独立行政法人農業生物資源研究所とラオス農林省国立農林業研究所(NAFRI)との間で2014 年に締結された共同研究協定(JRA)に基づいて行われたラオス国における2021年1月のナス遺伝資源の調査報告である.調査は,2021年1月10~23日にかけて実施された.今回,COVID-19感染拡大の影響により、ラオス研究員のみで実施した.我々はラオス国北中部地域であるサイソムブーン県およびシエンクワーン県を調査し,ナス栽培種Solanum melongena 60点およびナス近縁種を27点、アブラナ属Brassica spp. 67点の合計154点の種子サンプルを収集した.収集した遺伝資源の種子は,NAFRIにおいて保存されるとともに,定型の素材移転契約(SMTA)を用いて農研機構遺伝資源センターに移転され,保存される予定である.また,NAFRIでは,これら遺伝資源の種子を自殖による増殖の後,特性調査が行われる予定である.さらに,日本では,土壌伝染性病害虫への抵抗性を含む特性が調査され,有望な素材が検索される.

収録刊行物

  • 植物遺伝資源探索導入調査報告書

    植物遺伝資源探索導入調査報告書 39 105-129, 2024-03-31

    国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 基盤技術研究本部遺伝資源研究センター

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ