成果につながる特定保健指導技術に関するナラティブレビュー

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タイトル別名
  • Narrative Review on Specific Health Guidance Skills Leading to Positive Health Outcomes

抄録

<p>目的:本研究の目的は,先行研究の文献検討により,厚生労働省が提示している標準的な健診・保健指導プログラム(以下,標準プログラム)に示された各プロセス(①保健指導の準備,②対象者との信頼関係の構築,③アセスメント(情報収集・判断),④気づきの促し,⑤科学的根拠に基づく健康行動の理解促進および教材の選定,⑥目標設定,⑦保健指導期間中の継続フォロー,⑧評価)における成果につながる特定保健指導技術を明らかにすることである.</p><p>方法:医学中央雑誌(Web版),MEDLINEとCINAHLで検索した.文献選定の適格基準は,(1)特定保健指導を対象としていること,(2)具体的な保健指導の内容の記述があること,(3)保健指導の成果または保健指導の内容の質を確保する方法が明示されていることとした.論文タイトルに「特定保健指導」を含む,2008~2021年に発表された研究論文として計418文献が抽出された.設定した適格基準に基づき,19文献が選定された.</p><p>結果:標準プログラムのプロセスの①~⑦では,それぞれ2~10文献から効果につながる特定保健指導技術が示された.しかし,⑧評価の特定保健指導技術を明らかにしている文献はなかった.</p><p>考察:評価のプロセスで,どのような特定保健指導技術が使われ,支援を受けることでの対象者の行動変容の継続や,翌年の特定健診の受診といった成果につながるのかを明らかにする研究が必要と考える.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018451149452288
  • DOI
    10.20746/jachn.27.1_15
  • ISSN
    24320803
    13469657
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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