当院でのSolution/Kシステムを介した外部委託検査結果の迅速化および見える化の取り組み

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書誌事項

タイトル別名
  • Accelerating and visualizing the results of outsourced testing via the Solution/K system

抄録

<p>検体検査項目は多岐にわたりすべての項目を院内で対応することは不可能である。外部委託臨床検査会社による検査(外注検査)は,医療施設が任意に外部委託臨床検査会社と契約し,院外へ検体検査をはじめ臨床検査を外部委託する検査である。多岐にわたる臨床検査項目に対応できるメリットがある一方,検査結果報告までの日数や進捗確認方法にデメリットがある。2020年に株式会社エスアールエルは検査結果の自動取得,至急FAX報告のオンライン化および検査仕上がり日の見える化を目的としたSolution/Kシステムを構築した。しかし,医療機関はそれぞれの医療情報システム管理のポリシーがあり,ネットワーク回線の敷設に対応する必要がある上,煩雑化するネットワーク回線管理やセキュリティーの確保が課題となっていた。当院ではSolution/Kシステム導入による診療科支援サービス向上に向けて,医療情報部とネットワーク回線管理とセキュリティーの確保について度重なる協議を行い,2023年10月より院内でのSolution/Kシステムを介した外部委託検査結果の迅速化および見える化を開始した。そこで今回,Solution/Kシステムを院内導入する過程について紹介する。</p>

収録刊行物

  • 医学検査

    医学検査 73 (2), 366-372, 2024-04-25

    一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390018451149475200
  • DOI
    10.14932/jamt.23-96
  • ISSN
    21885346
    09158669
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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